今朝は午前8時半に、下有知ふれあいセンターへ。
雪が降っていたので、母のヴィッツを借りて。
午前9時から、古田はじめ・候補の個人演説会・・・ですが、選挙戦に入る前、現職の知事としてコロナ対策に専念する方針を決められましたので、今日の演説会は候補者不在での開催。
代わりに、古田はじめ・候補からのメッセージ映像を流し、皆さんに見てもらいました。
↑ 今日は40名弱の集まりでしたので、私自身が司会を兼ねて進行(photo by 同級生Yくん)
最後に事前予告なしで、同級生のYくんにサイレントガンバローを無茶ぶりしたのですが、しっかりと見事な応援スピーチもしてくれました。
片付けをしてから、成人式に出席するため文化会館へ。
今年は関地域については、密を避けるために午前10時・午後1時半と2部制での開催。
生涯学習課を中心に、感染防止をはかるため、さまざまな新たな取り組みをして対応してくれました。
↑ 成人式では、「竹の節」と同じく「人生の節目」を大切に、という毎年同じ挨拶
成人式や関商工の卒業式など、特に若い世代の前で話すときには、いつも裂帛の気合とともに演台に立ちます。
自分の肚に落ちていることを、本気になって伝えないと、聞いている若い世代からすると、嘘くさい、と感じると思うので。
このブログでも何度も書いている通り、私自身が20歳のときには、
(成人式なんて、どうせ市長とかの偉そうな話を聞くだけで、つまらない)
と自分で判断をして、出席しませんでした。
今、振り返れば、ツンツンに尖がった「生意気盛り」だったと苦笑いとともに思い出していますが、28年前、それは新成人として自分自身が決めたことです。(両親からは、何度か「成人式に出ないのか」と電話をもらったことを覚えています)
市長に就任した後、広報コラムにも同じことを書いたのですが、選挙で戦った候補は、
「あの新しい市長が、とんでもないことを書いている。」
と、わざわざ後援会バス旅行の車内に広報コラムのコピーを配布されたこともあったそうです。
加えて、とある市議会議員が、
「成人式に対して、市長がこう書くのはとんでもない。」
と、わざわざ本会議で質問までもらいましたが、20歳の自分がこう判断したことのどこが問題なのか、冗談抜きで今でもまったく理解できません。
コロナ禍ということで、成人式開催の可否について、いろいろな意見がありましたが、私自身の考えは、28年前のときと一切変わっていません。
義務教育ならいざ知らず、成人式は文字通り、「成人」となった一人ひとりが判断すべきことです。
県外の新成人の方から、「成人式のコロナ感染が不安です」という声をいただきましたが、
「それは成人として、出欠は自分で判断すべきこと」
という回答しかありません。
また、新成人のご家族の方から、「成人式があると孫が帰省して心配なので、成人式を中止・延期してください」という市民の声もいただきましが、
「それは行政の仕事ではなくて、家族で決めてください」
としか答えようがありません。
また、新成人は飲食店で騒いで、コロナ感染が拡大するから中止・延期しろ、という市民の声も複数いただきました。
飲食店・カラオケ等で感染リスクが高まることは事実ですが、関市のクラスターなどを確認すると、これだけ感染リスクが高いと指摘されていても、カラオケやスナックに長時間の滞在をしてコロナに感染された市民の方は、新成人の親の世代である私たちの世代や新成人の祖父母の世代です。
指摘をされる方の気持ちは理解できないこともないですが、30代~70代の世代における感染が、カラオケやスナックで頻発しているとき、
「新成人は調子に乗って飲んで騒いで危険だから、成人式も中止・延期しろ」
という意見を、いったい、誰がどの口から新成人に対してだけ偉そうに言えるのか、私には分かりません。(感染防止の観点から、成人式うんぬんは関係なく、感染源となりやすいカラオケやスナックをすべて営業休止すべき、という意見なら筋は通りますが)
全国で、国会議員から、知事から、市長から、県議会議員から、市町村議員から、アルコールが入った何十人もの懇親会を開催しまくっている中、新成人だけ、いかにも感染拡大の元凶のように扱う風潮にも与することはできません。
私自身の考えは、新成人をひとりの「成人」として尊重する、というものです。
成人式に関するすべての判断は、すべてこの一点に尽きます。
↑ 午前11時過ぎから、武儀地域の成人式
↑ 正午から上之保地域の成人式
↑ 午後1時半から、2回目の関地域の成人式
成人式の移動の途中、下有知の龍泰寺で開催されていたマルシェを覗きに。
感染防止対策をとりながらの開催で、各地域でこういう催しが減っているため、多くの出展があったそうです。
「美」がテーマのマルシェでしたので、ワタクシめが歩くのも、ちょっとアウェー感もありました(笑)。