「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 2nd

「日本一の刃物のまち」前岐阜県関市長「尾関健治」(オゼ☆ケン・オゼケン)の政治活動通信

2月12日のブログ「監査委員から監査報告、倉知小を訪問、岐阜市の大河ドラマ館、県土地改良事業団体連合会の理事会、ロートレックとその時代展、グラフで見る新年度予算案2」

今朝もいつものユックリとした5キロのジョグ。

 

市役所に入って、打ち合わせや決裁など。

 

午前9時半から、監査委員から定期監査・行政監査の報告をいただきました。

たまたま、先日のブログに書いた本町の本屋「宝山」の話になったのですが、林隆一・監査委員もご存知でした。

 

午前10時過ぎに市役所を出て倉知小へ。

先日、アウトリーチの視察にはお邪魔したのですが、それ以外のクラスは見ることができなかったので。

校長先生にご案内をいただき、各クラスをグルリとひと回り・・・どのクラスも落ち着いた雰囲気の授業でした。

 

その後、校長先生から最近の学校の様子を伺ったのですが、話題となったのは、これから全児童に配布されるタブレット端末の保険について。

一昨日、教育委員会とも協議したのですが、タブレット端末については、各家庭で保険に入っていただき、端末の破損等に対応いただく予定です。

 

すでにタブレット端末を導入している他自治体の例では、リース(保護者負担はなし)と保険対応(保護者負担あり)では、破損割合が異なるようです。

壊してもお金を払わなくていい場合と、壊したらお金を払わなくてはならない場合と、取り扱いが違ってくる、ということでしょうか。

 

午後1時前に、岐阜市大河ドラマ館へ。

明後日14日(日)までなので、ギリギリの滑り込みでセーフ・・・岐阜市山県市にお住いの方は無料、ということで、多くの来場者でした。

展示もなかなか充実していて楽しめました。

 

出演者の皆さんの色紙が飾ってあるのですが、それぞれ字やサインに個性があって、これが興味深かったです。

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ワタクシ、いつも大河ドラマを録画していますが、「麒麟がくる」の最後の2回はまだ観ていません。

楽しみです。

 

午後2時から、OKBふれあい会館にて、県土地改良事業団体連合会の理事会に出席。

その後、引き続き政治連盟の役員会。

 

午後3時過ぎに終了し、その後、県美術館で開催中の「ロートレックとその時代」展へ。

東京の三菱一号館美術館で開催されていたのは知っていたのですが、東京出張のときには行けませんでした。

まさか県美術館に巡回してくるとは思っていなかったので、嬉しい誤算です。

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↑ 右端がロートレックの人物画・・・13歳・14歳でそれぞれ両足を骨折して以降、脚の成長が止まったため152㎝の身長だったそうです

 

パリのムーランルージュ等のダンスホールや酒場で飲み歩き、アルコール依存症等のため、若くして36歳で亡くなります。

 

ムーランルージュ等のポスターで有名ですが、上の写真の通り、踊り子などを決して美人には表現していません・・・が、さまざまな作品を見ると親近感と愛情を持って描いただろうことは想像できます。

 

 ロートレックだけでなく、県美術館が所蔵するルドン等の作品も多く鑑賞でき、なかなか見応えのある企画展でした。

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↑ 以前、アマゾンプライムにてロートレックが主人公の映画「赤い風車」を観たことがあったのですが、昨晩、復習のために改めて鑑賞

 

また、所蔵品展等も充実したものでした。

土屋禮一日本画、宮島達男の特集、そして篠田桃紅の作品展・・・眼福に預かりました。

 

ただし、熊谷守一の「ヤキバノカエリ」と久しぶりに再会できるかと思いましたが、今回は展示がありませんでした。

 

昨日に続いて、グラフで見る新年度予算案の続き。

 

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左側の折れ線グラフは、主な基金(貯金)残高の推移を示したもの。

一番上に示してある青色の財政調整基金は、万が一の災害時の対応、今回のようなコロナ禍等の対応の際、迅速に動けるよう備えておくもの。

昨年、「市民ひとりに5万円給付」みたいな話がいくつかの首長選挙で掲げられましたが、財源としてはこの財政調整基金を念頭に置いていることが多いと思われます。

平成30年度に財政調整基金がガクッと落ちていますが、お分かりの通り、平成30年7月豪雨災害に対応するため、取り崩しました。

被災直後、2回にわたり補正予算を専決処分して、合計約30億円の復旧・復興予算を組みましたが、こうした対応ができたのは、財政調整基金を積み立ててきたからです。

もちろん、30億円がすべて関市の負担ではなく、後から国や県の補助金交付金で補填される部分もあるのですが、先立つものがないと、迅速な対策はとれません。

コロナ禍での対応も同様です。

 

もうひとつ、2番目に多いのが紫色で示している公共施設等整備基金

公共施設の老朽化が今の進んでいますし、これからさらに顕著になっていくのは明らかなので、今後の公共施設の新築・改修・修繕・取り壊しなどに対応するため、あらかじめ積立を増やしています。

 

右側の棒グラフ・折れ線グラフは、市債(借金)残高の推移を示したもの。

棒グラフの総合計の推移を見ると、市債は基本的に右肩下がりで減少していることが確認してもらえると思います。

棒グラフは、水色とピンク色の2つに分かれていますが、ピンク色は臨時財政対策債(臨財債)を示し、地方交付税の不足分を地方自治体が地方債を発行して賄う制度。

よく見られる自治体の地方債残高推移のグラフは、臨財債を除く地方債は減少しているけれども、臨財債を含めたグラフでは増加しているというもの。

関市の場合、臨財債を活用しつつも、過度に依存しない、依存させない財政運営をしているため、全体で右肩下がりとなります。

 

この10年間、多少の凸凹はありますが、大きな方向としては、基金(貯金)を増やし、市債(借金)を減らしている財政運営です。