11月16日のブログ「12キロの皇居ジョグ、「月に吠えよ、萩原朔太郎展」、治水事業促進全国大会、「岡本太郎展」」
今朝は午前7時過ぎから、東京出張恒例の皇居ジョグ。
↑ 今日は昨日と違い良い天気でした
しばらく走ったところで、ひとりのランナーの方から話しかけられ、そのまま2周弱をご一緒に。
愛媛から出張でいらっしゃった53歳の方で、フルマラソンも17回ほど完走され、サイクリングもスキーもやられるそうです。
いつも一人で走ってますが、たまには話しながら走るのも楽しいですね。
今朝は12キロのジョグ。
↑ ホテルから皇居に向かう途中、滝廉太郎居住地跡の碑がありました
ホテルに戻ってシャワーを浴びて荷物をパッキングしてチェックアウト。
フロントに関市出身のHさんがいらっしゃったので、「また明日チェックインします」とご挨拶。
公務は午後からだったので、少し足を伸ばして世田谷文学館へ。
↑ 千歳烏山駅から歩いたのですが、京王線に乗ったのは久しぶり・・・学生時代、京王線沿いに住んでいたので思い入れがあります
いつもは絵画展を選ぶことが多いのですが、今日は企画展に惹かれて・・・その企画展は「月に吠えよ、萩原朔太郎展」。
先日の文芸作品展での挨拶で、小中高で教科書に載っていた詩を覚えている・・・と話したのですが、その中のひとつは萩原朔太郎の「竹」。
『竹』
ますぐなるもの地面に生え、
するどき青きもの地面に生え、
凍れる冬をつらぬきて、
そのみどり葉光る朝の空路に、
なみだたれ、
なみだをたれ、
いまはや懺悔をはれる肩の上より、
けぶれる竹の根はひろごり、
するどき青きもの地面に生え。
『竹』
光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。
かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍れる節節りんりんと、
青空のもとに竹が生え、
竹、竹、竹が生え。
みよすべての罪はしるされたり、
されどすべては我にあらざりき、
まことにわれに現はれしは、
かげなき青き炎の幻影のみ、
雪の上に消えさる哀傷の幽霊のみ、
ああかかる日のせつなる懺悔をも何かせむ、
すべては青きほのほの幻影のみ。
中学時代か高校時代、国語の教科書に載っていた詩ですが、繊細な表現が凄く印象に残りました。
特に、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。
の部分が好きでした。
展示には「竹」の原稿もあったので、個人的にツボに入りました。
↑ 館内はほぼ撮影禁止でしたが、一部、撮影オーケーでした
午後1時から、シェーンバッハサボーにて、治水事業促進全国大会に出席。
まず、「近年の水災害とこれからの治水対策」と題して、中央大学研究開発機構の山田正・教授から特別講演。
その後、午後2時から全国大会。
↑ 斉藤鉄夫・国土交通大臣のご挨拶・・・昨日とまったくの逆で今日は左端の席でした
午後3時過ぎの大会終了後、県選出の国会議員事務所に要望書の手交。
前回、道路関係の要望活動で、議員会館まわりがグダグダだったこともあり、何人かの首長から「手分けして要望すべし」という声が。
急遽、割り振りを変更して、衆議院グループと参議院グループに分かれることに。
衆議院と参議院が独立しているため、入館手続きが衆参でどちらも必要です・・・権力抑制のための二院制は否定しませんが、この著しくムダなやり方はホントに勘弁してもらいたいです。
私は衆議院グループで、野田聖子・衆議員事務所に要望書をお届け。
要望終了後、もともとは寄席を聞きにいくつもりでしたが、そうすると自宅に着くのが午後11時過ぎになるため、予定を変更して東京都美術館の「岡本太郎展」へ。
ワタクシ、これまでもブログで書いている通り、パワー溢れる岡本太郎、好きなんですよね。
今日も原画が展示してありましたが、渋谷駅の「明日の神話」の壁画は迫力がありました。
青山の岡本太郎記念館も訪問したことがあります。
私の座右の銘のひとつは、岡本太郎の「同じことを繰り返すくらいなら、死んでしまえ」、です。
午後5時半の新幹線に乗って名古屋駅へ。
午後8時過ぎに自宅に戻り、明日の出張に備えてまずは洗濯。