「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 2nd

「日本一の刃物のまち」前岐阜県関市長「尾関健治」(オゼ☆ケン・オゼケン)の政治活動通信

2月28日のブログ「君よ、散財にためらうなかれ。君の十銭で浅草が建つ」

今朝もいつものユックリとした5キロのジョグ。

 

昨晩から古いパソコンのデータ消去の作業をしていましたが、とりあえず終了。

関市はリネットジャパンと協定を結んでいますので、今回はそちらに回収をお願いする予定です。

 

www.city.seki.lg.jp

 

これまで起動にも通信速度も、ムダに時間がかかっていたので、パソコンを新しくしてサクサクと動いてくれるのでストレスが減りました。

 

広報せき3月号の市長コラムです。

 

タイトルは、「君よ、散財にためらうなかれ。君の十銭で浅草が建つ」です。

 

 

「君よ、散財にためらうなかれ。君の十銭で浅草が建つ」

 

1923年に発生した関東大震災では、190万人が被災して約10万5千人が死亡もしくは行方不明になりました。震災後、やはり大きな被害を受けた浅草に、「君よ、散財にためらうなかれ。君の十銭で浅草が建つ。」と書いた立て札があちこちで立ったそうです。


大正時代の当時、ミルクキャラメル1箱が10銭くらいだったそうですから、それほど大きなお金ではありません。無駄遣いをせずに節約することは大事なことですが、すべての人が財布のヒモを締めてしまったら、関市も岐阜県も日本も経済の循環が止まってしまい、回りまわって私たちの暮らしが苦しくなります。


松下政経塾時代に読んだ本の中で、松下幸之助のエピソードも印象に残っています。昭和初期の不況時、家を建てることをためらっていた知人に向かって、松下幸之助は「不況のときだからこそ、資産を持つ者は、お金をかけて家を建てるべきだ。」と説いたといいます。これも「散財にためらうなかれ」と通じるものだと思います。


また、古今東西の長い歴史を振り返っても、不景気の時に緊縮財政をして経済が好転した国はない、という話も読んだことがあります。


コロナ禍・物価高に対して、市民の皆さんの暮らしを守ることを市政の課題として最重点に考えていますが、これまで地域限定のプレミアム付商品券を複数回にわたり発行をして、新年度も今年度と同じ規模の発行を予定しています。(紙の「せきチケ」もしくは電子の「せきpay」どちらかを選べるようにします)


生活に困窮されている方への支援は、これまで関市独自で金額の上乗せ、給付範囲の拡大をして現金を給付していますが、広く市民の皆さんを対象とする事業については、お金に期限と範囲を決めて、関市内にて経済が循環するよう取り組んでいくつもりです。

 

市民の皆さん、「散財にためらうなかれ」。

 

市長室に文化課が絵を飾ってくれていて、定期的に交換してくれます。

今日、これまでの瓢箪から梅の絵に変わりました。

 


↑ 今の季節にピッタリです