「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 2nd

「日本一の刃物のまち」前岐阜県関市長「尾関健治」(オゼ☆ケン・オゼケン)の政治活動通信

4月6日のブログ「子ども達・その家庭への思い、関市のどぶろく特区・さらに前進、新型コロナウイルス対策会議、1972年7月10日の新聞1面」

 今朝もいつものユックリとした5キロのジョグ。

 

先日も書いた通り、走りながらその時その時の課題が頭に浮かんでくるのですが、今日は市内学校の休校延長のこと。

 

岐阜県でも感染の拡がりが収まらず、小学生の感染者も発生したことにより、県教育委員会が休校延長の判断をしたことは、私も支持しますし、県教育委員会からの要請を受け、市としても教育長と相談の上、同様の対応をとることとしました。

 

総理からの要請を受け、3月3日からの休校を決めた際、私が一番気がかりだったのは、生活が困窮している家庭・ひとり親の家庭・経済的には問題なくとも夫婦関係等に問題がある家庭・子どもをネグレクトしている家庭・障がいがある子ども本人とその家庭のこと。

 

子ども達の中には、学校生活でなんとか自分の心の安定を保っている子どももいるでしょうし、学校給食でなんとか最低限の栄養をとっている子どももいるでしょうし、学校があるからこそ不安をなんとか乗り越えている家庭もあるでしょう。

 

休校を延長するという判断により、子どもへの感染を心配されていた保護者の方の安心につながったのは間違いありませんが、一方で、今週からの学校再開を心の頼りとしていた子ども達や家庭にとって、その頼みの綱を断ち切ってしまっているのではないか、と心配をしています。

 

どのような判断でも、完璧な100点満点のものもほぼなく、逆にまったく意味をなさない0点の回答というものもまずありません。二者択一の〇×や、100vs0や、白黒はっきりつけるような考え方は、確かに分かりやすいのですが、私たちの暮らしている世の中は、そこまで単純で無邪気な世界ではありません。

 

行政は、四角形の箱に入っている味噌を、大きな丸いお玉でガバッと広く掬い取るのが主な役割だと思っていますが、お玉では取りきれない部分がどうしても出てしまうので、こぼれ落ちた、見落としがちな、助けを求める声が届きにくい、そういう家庭や子ども達に対して、休校がさらに延長となり、この先の見通しも定かでない中で、いかに支援ができるか、ということが大切です。

 

市役所に入ってから、打ち合わせや決裁など。

 

午前10時から、足立陽一郎・鵜匠と面談。

今日は小瀬鵜飼の件ではなく、関市が認定された「どぶろく特区」で、ついに足立陽一郎・鵜匠に初の酒造製造免許が認められました。

 

これから、どぶろくの試作・製造に移り、「鵜の家 足立」や鵜飼観覧船で、関市のどぶろくを飲むことができます。

 

新型コロナウイルスの影響で、今シーズンの小瀬鵜飼は厳しい状況からのスタートとなりますが、1日も早く終息をして、鵜飼を楽しみながら、関市のどぶろくを飲めるときが来るのを楽しみにしています。

 

なお、小瀬鵜飼は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、観覧船の運航は5月25日まで中止することが決まっています。

www.ozeukai.net

 

その後、打ち合わせや決裁など。

お昼は、市役所内の「コロナ支援 応援ショップ」で、本町1丁目の皆さんから購入。

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↑ 焼きそば・たこ焼き・タピオカミルクティー・・・全部茶色になっちゃいました(笑)

 

今さらながら、タピオカミルクティーは初体験・・・なるほど、こういう食感なのですね。

 

午後1時から、新型コロナウイルス感染症の対策本部会議。

決定した市内学校の休校延長の経緯、家庭での学習支援、外出機会がさらに少なくなる高齢者のケアなど、新型コロナウイルスの影響が長期化する前提で対応をすることを、冒頭に確認の意味も含めて発言。

 

また、教育委員会に対しては、家庭学習の支援を進めるにあたり、各家庭のWi-Fiなどのネット環境を早急に調査してもらうように依頼。

 

・市役所職員自体の感染リスクを下げるため、明日から各地域事務所および市役所会議室でのサテライト勤務や休暇取得を奨励することで、おおむね3割の職員分散等を図る

・国の支援制度も含めてコロナ支援に関する市民向け・事業者向けの支援制度一覧をまとめたハンドブックを作成して、5月号の広報と一緒に配布する

 

ことなどを確認。

 

その後、断続的に打ち合わせや決裁など。

 

途中、3月末で退職された部長2名が、先日の退職プレゼント(お酒です)のお礼ということで、わざわざお返し(やっぱりお酒です(笑))とともに。

 

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↑ 名前入りラベルの焼酎と、私の生年月日(1972年7月10日)の新聞1面・・・田中角栄・総理大臣の日中国交正常化関連のニュース

 

いやぁ、とても珍しい貴重なお返しをいただき、かえって申し訳なかったです。ありがとうございます。

ちなみに、この1週間で飲んだアルコールは、350mlの缶ビール1本のみ・・・市長になってから、週間最少のアルコール量です、多分。