「日刊オゼ☆ケン」通信 THE 2nd

「日本一の刃物のまち」前岐阜県関市長「尾関健治」(オゼ☆ケン・オゼケン)の政治活動通信

10月6日のブログ「県過疎地域自立促進協議会の臨時総会、日本赤十字団・上之保川合分団と面談、保戸島用水組合役員と面談など」

今朝もいつものユックリとした5キロのジョグ。

朝夕は肌寒さを感じ、真夏の暑さがウソみたいに感じるくらいです。

長袖・長タイツで走っていますが、もうしばらくしたら、ウインドブレーカー・ネックウォーマー・グローブの出番ですね。

 

今日は市コロナ対策本部会議の後、お二人の100歳訪問・・・の予定でしたが、先週後半に急遽、予定を変更。

 

午前10時から、OKBふれあい会館にて、県過疎地域自立促進協議会の臨時総会に出席。

 

先日もブログで少し書きましたが、今年度末で過疎法の期限が切れ、来年度からの新過疎法の議論が進んでいます。

 

過疎指定の要件が変更となる案が示されており、まだ最終決定ではありませんが、現時点での案のままだと、現行、一部過疎として指定されている板取・洞戸・武儀・上之保の4地域が外れることとなります。

 

過疎地域に指定されると、過疎対策事業債(充当率100%、交付税措置70%)など、財政支援が一定程度、手厚くなります。

 

これまでの財政運営では、合併特例債(充当率95%、交付税措置70%)の発行枠を活用することを基本に、過疎指定されている4地域では一部事業について過疎債を充ててきました。

 

合併特例債の発行期限が延長されてきたことは、大変にありがたい対応でしたが、その合併特例債も現在の計画では令和4年度には発行枠をすべて使い切ることになっています。

 

その後、合併特例債が発行できなくなると、関市としては事業を実施していく際に、かなり財源で悩まなければならなくなることは自明ですが、一部過疎の4地域については、上限があるものの過疎債を充てていくことで事業が進められる、と見込んでいました。

 

今回の新過疎法の議論の中では、財政力指数が高い合併自治体は過疎地域から「卒業」してもらう、という方向が出ています。

 

確かに、政令指定都市や財政力指数でたとえば0.9を超えるような自治体であれば、たとえ一部の過疎地域があっても過疎指定しづらいかもしれませんが、関市の場合、財政力指数は0.6強とはいえ、旧関市から面積は5倍弱に増え、4地域を中心に少子高齢化が進む中で、なんとかして医療・教育・公共交通等の住民サービスを守っていこう、と踏ん張っています。

 

財政力指数だけを判断基準として、過疎地域を抱える基礎自治体を切り捨てるような国であってほしくありません。

 

協議会でも要望書を取りまとめ、会長の井戸・七宗町長、副会長の成原・白川村村長が、今月中に上京して、自民党総務省に要望にまわっていただくこととなっています。

また、岐阜県も意見をとりまとめて、要望いただけるそうです。

 

最終的な結論がどうなるか、これから次第ですが、関市としても声を上げていきたい、と思います。

 

その後、県図書館に久しぶりに立ち寄って、本を借りてから一旦帰宅。

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↑ 現在、県図書館は工事中でした・・・こちら玄関です

 

午後2時から、日本赤十字団の上之保川合分団の皆さんと面談。

コロナのために活動が制限される中、上之保地域でなにかやれないか、と検討された結果、「手作り肩たたき棒」を約700本製作され、上之保地域の全世帯に配布されました。

また、2年前の平成30年7月豪雨災害の被災直後には、川合分団の皆さんが被災者の方に対して、炊き出しにて温かい食事を届けていただきました。

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↑ 手にしているのが「手作り肩たたき棒」・・・チラシ等を丸めたものを20~30本くらいまとめて布袋に詰めたものです(見学がてら、市長室にて撮影)

 

実は私自身は以前にいただいているのですが、とても紙と布で作ったとは思えないくらい、肩たたきにちょうど良い重さ・硬さですよ。

 

面談の中で、上之保地域のバスのことや、旧上之保中校舎の活用等について、上之保地域の人口減少や少子高齢化の課題も含めてお話を伺ったのですが、午前中の新過疎法の議論が頭に浮かびました。

 

続いて、保戸島用水組合役員の皆さんと面談。

かねてから懸案事項となってきた今川からの保戸島用水の取水問題ですが、先日、県との協議も整って協定が締結され、今後、いよいよ井戸掘削や用水路工事に入っていくこととなり、今日はその報告とお礼にお越しいただきました。

私が市長に就任する前から課題となっていて、この間、対応策がいくつか浮上して、少し進んでは消え、また、別の対応策を検討して消え、また以前の案が復活して・・・と役員の皆さんも大変なご苦労を積み重ねてこられました。

 

今日、今後の工事内容等も教えていただいたのですが、なかなかの大がかりな工事となり、これから4~5年はかかる見込みだそうです。

工事が順調に進みますように。

 

次に、観光プロデューサーの柳田さんと面談。

先日、アポをとってもらっていたのですが、前の面談の時間が押して短くなってしまったので、今日、改めて調整したのですが・・・実は今日も同じく前の面談時間が押して、やっぱり短くなってしまいました。

今後の観光の新しい取り組みについて意見交換。

 

午後3時過ぎから、県後期高齢者医療広域連合の事務局の方と面談。

持ち回りの充て職で、次期から副連合長となる順番ということで、今日は改めて広域連合の概要についてご説明をいただきました。

市長に就任した際、やはり充て職の副連合長だったと記憶していますが、あれから9年が経って再び順番がまわってきた、ということですね。

 

その後は、各担当課との打ち合わせや決裁など。