今朝もいつものユックリとした5キロのジョグ。
今日も、退任のご挨拶まわり。
十六銀行関支店の大野・支店長、関信用金庫の櫻井・理事長、JAめぐみのの山内・組合長にご挨拶に伺った後に市役所へ。
午前11時から、市長として最後となる退任記者会見。
↑ 記者の皆さんにも、「最後なので記事には笑顔の写真を使ってください」とお願い
これまでもブログで書いていますが、残り僅かで市長を退任する・・・という実感がいまだに湧いていません。
ただし、この12年間を振り返ると、いかに多くの方に支えられてきたか、ということに思いを致し、「感謝」という一言しか浮かびません。
市長としての判断は、いろいろな方の意見は聞きつつも、最後は自らが正しいと信じる基準で決断を重ねてこれました・・・これも支えていただいた皆さんのお蔭様です。
こうした恵まれた政治環境の中で12年間を過ごすことができましたので、私自身としては、繰り返しこのブログでも書いてきた通り、「修養と努力」を自らに課してきたつもりです。
私が大切にしている言葉のひとつで、ライオン宰相と呼ばれた浜口雄幸の「随感録」に出てきます。
「余の信ずる所によれば、人格は努力と修養とによって完成せられないまでも少くともある程度において向上発達せられ得べきものであり、また向上発達せしめなければならぬものである。(略)」
「余は生来極めて平凡な人間である。ただ幸いにして余は余自身の誠に平凡な人間であることをよく承知しておった。平凡な人間が平凡なことをしておったのでは、この世において平凡以下の事しか為し得ぬこと極めて明瞭である。修養と努力とは、自覚したる平凡人の全生活であらねばならぬ。」
市長として、市政運営を行うにあたり、数字と論理は当然に前提となりますが、真逆のことを言うようですが、私は自分自身の直観を大事にしてきました。
初対面の人とお会いするとき、事業者等から提案を受けるとき、担当課等から課題の相談があったとき・・・いずれもバイアスを持たずに、初めて話を聞いた時の「これは面白い」とか、「これは危ない感じがする」という、直観というか第六感を信じてきました。
これまた裏を返すと、自分自身の直観・第六感を自分自身が信じることができるよう、修養と努力を毎日少しずつ積み重ねるとともに、「常在戦場」を心がけて話の裏の裏の裏を考えるように意識してきました。
松下政経塾では「素直」という大切な言葉を教わりましたが、とはいえ、政治の世界で生きていく以上、「無邪気」なだけでは足元をすくわれます。
当初、30分間の会見予定でしたが、1時間近くの会見となりました。
マスコミの皆さんにも、大変お世話になりました。ありがとうございました。
その後、市長就任前後に、中日新聞の担当記者でお世話になったM記者と面談。
嬉しいことに、わざわざ餞別のプレゼントを届けていただきました。
東日本大震災の後、震災がれきの受け入れに関して現地視察に行った際、記者として同行取材もされました。
久しぶりにお会いできて、嬉しかったです。
続いて、10月異動で中濃総局を離れる岐阜新聞のN記者と面談。
不出馬を表明した後の取材で、冗談めかして「妻と親からは”ちゃんと働け”と言われてます」と話したら、翌日の紙面でシッカリとそこが記事になってました(笑)。
今日の会見では、「Nさん、ここは書いてはいけないところですから(笑)」と注意喚起しながら。
お世話になりました。ご栄転先でのご活躍をお祈りしています。
市役所で昼食をとって、午後から再び退任のご挨拶まわりへ。
フェザー安全剃刀の岸田・社長、関商工会議所の坂井・前会頭、美濃市の武藤・市長、中濃県事務所の水野・所長はじめ各所長の皆さん、武儀医師会の平岡・会長、関警察署の中井・署長、中日新聞社の関支局、関税務署の宮川・署長、岐阜新聞の中濃総局をぐるりとご挨拶。
市役所に戻って、22日から新たに市長に就任される山下清司さんと面談。
改まっての引継ぎは行いませんが、今日は意見交換。
午後5時半に市役所を出て、午後6時半から岐阜市内にてラグビー関係の懇親会。
何度もブログでも紹介しましたが、4年前のラグビー南アフリカ代表チームのキャンプ地誘致が成功したのは、間違いなくこのラグビー関係の集まりに参加をさせていただいたお蔭です。
今日は改めて、お礼をお伝えしました。
また、7月末の南アフリカ訪問時に、スプリングボクスからいただいたチーム特注の赤ワインを持参して、皆さんと一緒にこのワインで乾杯。
↑ 1.5リットルのマグナムボトルです
ラグビー関係の皆さんにも、大変にお世話になりました。
ありがとうございました。
今日の挨拶まわりの中でも、恐縮なことに多くの方から餞別の品を頂戴しました。
このブログで紹介したいものも多くあるのですが、一息にはできませんので、また後日に一部でも紹介したい、と思います。